このページでは、ベトナムの観光名所、各地域の情報を記載してあります。
ベトナム旅行を予定される方は、是非ご覧下さい。
地理
ベトナムは、北は中国、西はラオス、カンボジアと国境を接し、東、南は南シナ海に面しており、インドシナ半島を北から南に縦断するS字形状をした国です。国土の面積は、331,991平方キロメートル、3,260Kmの海岸線をもち、その長さは1,650Kmにもおよびます。またその国土の4分3が山岳地帯で、特筆すべきは、2つの大きなデルタ、北の紅河デルタと南のメコンデルタがあり、これらの肥沃な土地によりベトナムは世界屈指の農業国となっています。
気候
ベトナムの気候は、北部は温帯気候、南部は熱帯性気候に属します。北部には四季があり、南部は雨季(5月から10月)と乾季(11月から4月)からなります。モンスーンに特徴つけられるこれらの気候は、晴天(冬の、北、特にハノイではやや異なりますが。)や降水量が多く、多湿な気候です。平均気温は、北部のハノイで23℃、中部のフエで25℃、南部のホーチミンでは、26℃です。
人口
ベトナムの人口は、約8300万人(2005年12月現在)を超え、それらは54もの民族からなっています。最も多いのが、キン族で人口の約90%を占めます。残りの10%は少数民族として、主に山岳地帯で生活しています。
宗教
ベトナムでは、国として公の宗教はありませんが、仏教が最も一般的な宗教であり、約80%、その他にもフランス人の影響によりキリスト教の信者もかなりのいるようです。
地域情報
ベトナム北部
ベトナム北部は自然に富み、古代には樹木等が密生する森や湿地で、象、虎、熊、鹿、山猫、孔雀など野生動物が多数生息していたそうです。また、現在のベトナム北部は、中国雲南省に源を発する紅河の河口付近に存在する14,700Km2の広大な紅河デルタにより、主要穀倉地帯となっています。さらに、天然資源も豊富で、紅河の渓谷から沖合の小島にわたり、石炭、鉄鉱石、鉛、錫、亜鉛、銅、ニッケル、クロム、燐、金などが採掘されています。
ハノイ
ハノイは、ベトナムの首都でありかつ、文化、政治、経済の中心でもあります。人口は、274万人、平均気温23.2℃、紅河の河口である紅河デルタ内に位置します。街の中には、ホアン・キエム湖、タイ湖など10以上の湖があり、ハノイの人達の憩いの場となっています。その他、ホーチミン廊、博物館、600以上のお寺、塔があります。交通に関しては、北部の主要都市と又は中部、南部とをつなぐ道路・鉄道網の中心であり、国内最大の空港の一つであるノイバイ空港も、ハノイから北に35Kmの場所にあります。産業については、紅河デルタの肥沃な土地を利用した農業、竹やわらなどの手工芸品の製作などがあります。
ハイフォン
ハイフォンは、ハノイから東に102Kmの距離にあり海運上の重要拠点の1つです。 人口は173万人。 近年、工業団地等が多く作られるようになり工業、貿易、観光の中心になりつつあります。 カットバー(Cat Ba)やドーソン(Do Son)島は、シーサイドリゾートとしても有名です。
ハロン湾
(海の桂林)
ハロン湾は、ベトナムの北部に位置し(ハノイより東に150km、中国国境から170km)、3000もの岩礁と小島とからなっています。その岩礁と小島は奇怪な形状をしており、その中には多数の鍾乳洞が存在しています。また、その岩礁と小島は長年にわたって、高波を防ぎ、外国の侵略者から国を守る自然の要塞の役割をはたしてきました。
 伝説によると、北の侵略者がベトナムの河岸に現れたとき、巨大な竜が舞い降り、水中深く潜って敵の侵略を妨げたとのことです。この竜が舞い降りたところがトンキン湾のハロン(降り竜)と呼ばれる場所で、多数の巨岩や小島が存在するのは、そのとき竜が暴れた跡であると言い伝えられているとのことです。
このハロン湾は1994年12月、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。